2013/06/20

ZF製AT 5HP30のバルブボディ修理その2 (5HP30 Valve body Repair Pt2)

ATフィルタを外したのちATFの流出が無くなったら、バルブボディを取り外すためにボルトを緩めます。 該当のボルトはトルクスのTX27サイズで全部で12本あります、フィルタ用のボルトは2本でそれらを含めると14箇所になります。


青い丸がフィルタの固定場所で赤い丸がバルブボディの固定場所になります




バルブボディの分解整備時にはボルトの長さや位置が非常に重要なので、これらの資料を印刷したものをダンボールに貼り付けて取り外したボルトを該当場所に1本づつ刺していきます。 そうする事で外したボルトの位置が分からなくなったり紛失したりする事を防げます。


12本のボルトのうち前後2本程度を残して他のものは抜き取ってしまいます、その後バルブボディを手で支えて残りの2本を抜き取り軽く前後左右に揺すりながら降ろしていきます。


4HP22や4HP24のバルブボディはバルブボディの上面がフラットなのでボルトを緩めるだけで簡単に降ろせますが、5HP30にはバルブボディの上面に2個のシリンダ突起があり少し引っ掛かりがありますので注意が必要です。




Oリングもあるので傷つけないように注意しながら降ろしましょう、このシリンダは単体で抜き取ることもできます。


固定ボルトの長さを確認してみると全て同じ長さなので、使用するボルトの位置が異なっていても問題は無いようです。 4HP24では長さが3種類くらいありますので注意が必要でした。


そしてバルブボディがようやく降りました。






次回はバルブボディの分解整備です・・・・ 続く