2013/06/19

ZF製AT 5HP30のATバルブボディ修理その1 (5HP30 Valve body Repair Pt1)

作業協力してくれる友人達との日程調整に手間取り予定が延び延びになっていましたが、ようやく問題となっていたE34-540の点検整備を開始です


AT関係の整備はとにかくオイルとの戦いと言えます、車両を預かってATやオイルが十分に冷えてから作業をする場合は問題は無いのですが入庫後直ぐに作業をする場合は常に火傷の危険と隣り合わせになります。


この5HP30はATFを抜くためのドレンプラグがオイルパンの右側にあるのですが、工具がエグゾーストに干渉して入りません。 工具サイズは14mmなので「W5/16」サイズのナットがあれば丁度適合します、今回は手持ちに無かったのでオイルパンを開けて直接ATFを抜くことにしました。


案の定、オイルパンのガスケットは液状ガスケットが塗布されて密着しており、ボルトを全て外しても外れません。 隙間にマイナスドライバーを突っ込んでハンマーで叩き一挙にオイルを抜き出しました。


フィルターは2本のトルクスボルトで装着されています、それらを外せばバルブボディ本体が一望できます。




ハーネスは最近交換されたばかりとの事でコネクタの割れも無く良好です




目の前に見えるバルブボディをしげしげと見つめるオーナーさん






次は、バルブボディの取り出しです・・・・・ 続く