2013/09/08

レーシングダイナミクスのAT修理 Pt1 (RacingDynamics Valve Body Repair)

本日はE34の車体にM70エンジンを搭載したカスタム車両、レーシングダイナミクスのAT修理です


M70のV12エンジンはE32の車体でも殆ど空間が無いのに、更に狭いE34の車体に載せているのを見ると私らでも手を入れるのを躊躇する程です


該当車両はATをドライブやリバースポジションに入れて駆動力が掛かるときに蹴飛ばすようなショックがくるとの事です。 ATはZF製の4HP24でE322の750と同じなので今回はバルブボディのオーバーホールをして原因究明と対策を実施します。


ATは一度交換されていてその後70,000-80,000キロ走行しているとの事です、ATFの交換履歴や主な走行が渋滞路なのか高速走行なのか分かりませんのでオイルとオイルパンの状態を確認してみます。


オイルを抜いてみると劣化して焼けた独特の嫌な臭いがします、最初に出てきたオイルはかなりチョコレート色が強く汚れていました




オイルパンにはクラッチプレートのペーパーダストは見られないのでクラッチの大きな損傷は無いようです




もう何十回も見ている4HP24のバルブボディです、トルクスボルトの位置や長さも全て頭の中に入っているので資料が無くとも取り外しや装着はできます





さて次は、バルブボディの分解です・・・ 続く