2014/05/10

鈴虫の治療 ( Bugs noise fix for blower motor )

この世代のエアコン用ブロアファンは古くなると鈴虫が鳴くような「キュルキュル」と言う微かな異音を出すことがあります


私の車両も6年前には微かに鳴いていたのでブロアファンを取り出してグリスアップをして直していました。 2~3年毎に行う必要がありますが定期整備だと思っているので別に苦にはなりません。


多くのオーナーさんはこれを聞くとブロアファンが寿命だと騒いで他の中古品や新品に交換するようですが、ブラシが消耗しない限り普通に使えます。


作業はリザーバタンクとバルクヘッドの隔壁を外せばブロアファン格納部にたどり着きます、と言ってもV12はこれも面倒なんですけどね





左右下部にクリップがあるので無くさないように





ブロアモーター御対面~





取り出したら綺麗にお掃除してあげます、私はタバコを吸わないのでエアコン関係は非常に綺麗です





注油箇所は両サイドの軸受け部分です、ここが油切れになると鈴虫が鳴きます





反対側は前後に注油可能なので丁寧に処置してあげましょう





CRC等でも良いのですが、できるだけ油脂分が滞留するようにこういったものを使います





CRCと併用すると良い感じで浸透します





反対側は軸受けの前後にも処置します





あとはブロアファンを戻すだけです、先日フィルタも交換しているので綺麗ですね





カバーのクランプを掛けるときは、棒状のものを突っ込んでテコの原理ではめ込みます。  バカみたいに力技でやらないように(笑)







これでまた2~3年は大丈夫でしょう、でもそろそろ20万キロだから今度はブラシの交換だな・・・