夏の車検時に気付いたのですが、ウィンドウォッシャータンクに洩れが有りウォッシャー液を補充しても殆ど無くなる状態にありました。
この車両のウォッシャータンクはアッパーとロアー2セットに分かれているので容量はかなり大きめです、アッパー側に補充した水は接続ホースを経由してロア側のタンクに落ちる仕組みになっています。 ウォッシャーを駆動するポンプはロアタンクに通常のウォッシャー用とヘッドランプ用に2個付いていて、アッパータンクにもシリコンリムーバのサブタンク用に専用ポンプが1個あり、全部で3組もポンプがある構造です。
ヘッドランプ用のウォッシャーはノズルが脱落して無くなっていて機能しない車両が殆どです、私の車両もノズルが無いのでヘッドランプのウォッシャーは動きません。 部品を手配して修理すれば機能するのですがノズル部分だけでえらく高額なので皆さん修理しない人ばかりです(笑)
ウォッシャータンクからの水漏れは多くがロアタンク周辺に集中するようで、タンクの破損やポンプの破損が主な原因です。 私の車両の漏れを見るとワイパー用のウォッシャーポンプ辺りからポタポタと水が出ていましたのでグロメットが劣化して緩んだのかタンクが破損している可能性があります。

グロメットを取り出して、手持ちにある中古品と見比べてみると若干広がっているようです

緩んでいるだけならば防水テープで補修できる筈なのでグロメットに巻いて試してみました

ポンプを刺して水を補充すると、何故かまた洩れ始めます・・・ どうやらタンクやグロメットが原因では無さそうです、ポンプを取り出してよく確認してみるとポンプの台座自体に亀裂がありました

一見しただけでは判りにくいですね

これでは仕方が無いので、ポンプ自体の漏れを修理する事にしました。 接合部分を半田コテで溶かして溶着させます

そして、再度テストしてみると・・・・ まだ漏れる、何故? どうやらポンプケース上部にある水抜き穴まで内部で漏れているようです。 と言う事で接合部分は全て溶着処理をしました

全部、塞ぎました(笑)

でも、これ本来はポンプ内部に水漏れが発生してモーター部分に水が溜まると漏電してショートするのを防ぐ目的の穴だと思うんですよね。 つまりこれを塞ぐと言う事は漏電したりポンプが壊れる可能性も十分あるということです、ポンプが壊れるのは交換すれば良いだけですが漏電して28番のヒューズを飛ばしたり他に問題が飛び火すると厄介なので万一コネクタ部分まで水が溢れてくる場合を想定して上部のコネクタ部分には水が逃げられるように横をカットしておきました(笑)

とりあえずテストした限りでは洩れも無く今のところ漏電もしていないようなので暫くはこのままで運行です、壊れたら最終手段として交換ですね
