2013/05/20

排気温度警告表示の異常 (Exhaust Temperature Warning Defective)

日本向けに輸出されたB12は360HPに出力アップがされたために排気温度警告表示の装備が義務付けされています。

ノーマルの750にはこの機能は装備されていませんし、私自身必要も無いと思っています。 表示ランプはメーターパネル内の左端にあり、エンジン始動時に5秒程度点燈したのちに消えるようになっています。


以前からこの表示が走行中に点いたり消えたりを繰り返すのでマフラーから車内に引き込まれるケーブルの断線状況を確認してきました。 途中で断線気味だった箇所があり補修をしたら治まっていたのですが最近また再発しだしたので車体下を再度確認してみました。

ケーブルに断線は無く問題はありません。  そう言えば以前に表示が点滅しているときに運転席側にあるコインボックスを叩くと止まったのを見た事を思い出し、車内側の配線に問題があるのではと確認してみます。

コインボックスの裏パネルは2個のネジで留まっています、1か所目はここ


2箇所目はここです


パネル裏の奥の方にこんなユニットが収まっています、これが排気温度警告表示のコントロールモジュールです。  最初にこれを見たときは何なのかわかりませんでした


単にセンサーのモニターをするだけなのに、こんな大袈裟な回路が必要なんだろうか?


このモジュールは日本のNICOLEで装着されたそうですが、こんな圧着配線で接続しています。  これが配線トラブルになっていることは容易に想像できますね


というわけで、こんな当てにならない配線は撤去して確実な圧着コネクタで直結にしました


案の定、この処置後は全く症状が出なくなりました。  人騒がせな配線だ



コインボックスには開閉制限をするためのベルトが付いているのですが、これが意外と面倒なんですよね。  ボックスの取り付けや取り外し時にはベルトをボックスから分離したほうが作業がしやすいです