2013/07/08

燃料ポンプ交換その1 (Fuel Pump Change Pt1)

M70エンジンには燃料ポンプが2台装備されているので、万一1台の燃料ポンプに障害が発生しても停止せずに走行が出来るようになっています。


国産車で唯一12気筒エンジンを積むトヨタのセンチュリーも同じように2台の燃料ポンプが搭載されていますが、こちらは通常使っているのは片側のポンプだけでエンジンを始動する度にバルブを切り替えるより高度な使い方をしています。


750の場合はそれぞれの燃料ポンプが片側のバンクを受け持っているため、燃料ポンプに障害が出るといわゆる片バンク運行という状態になります。 12気筒のうち6気筒が機能しなくともそこそこ40-50km/h前後の速度で走る事ができるようになっていて近くの整備工場まで自走できるという事です。


古い世代の12気筒を入手すると大抵のオーナーがこの手のトラブルを経験しますので一種の通過儀礼のようなものと言えますね、私らも初期の頃はエンジン不調で片バンクを良く経験した訳ですが、燃料ポンプを交換して以降この7-8年はトラブルはありません


何を今更、燃料ポンプの交換について記事を書くのかと言うと、燃料ポンプ交換に関して皆さんに有用な経験則があるので紹介をしようという訳です。


純正品の燃料ポンプは当然ながら値段が高く、しかも2台も必要となると交換だけで10万円($1,000-)近くも必要です。 以前に交換したものは比較的安い互換品を使いました。


燃料ポンプへのアクセスはリアトランクから行います



カバーを開けるとポンプハウジングがあります




燃料ポンプは2台一緒にマウントされていて取り出しや取り付けの際の穴もギリギリのサイズなので作業性は非常に悪いです、まーいつもの事ですが・・・


純正品の燃料ポンプは電極プラグがワッシャータイプでナット台座に繋げられています、



プラス電極側が細くマイナス電極側が太いので間違えることもありません




ところが互換品の方を見てみると、電極がプラグタイプになっています




しかも電極が左右逆になっています(笑)







何も考えずに電極を繋ぎ直して取り付けるとどうなるか結果は想像できると思います