さて、ではバルブボディが外れたATの本体側を簡易点検してみましょう
5HP18 によく見られる障害にはブレーキバンドの破断とリバースリングギア部の破損ですが、この車両にはどちらの兆候も見られないようです。 リングギアが破損すると結構大きな金属破片がオイルパンに散らばります、そうなるとAT本体を降ろして該当部品の交換作業が必要になります
降ろしたバルブボディです、まだ非常に高温で薄手のゴム手袋ではとても触れない状態です。
付属のスピードセンサーを見ると鉄粉が山盛りです、オイルパンにも磁石は有りますが結局クラッチプレートに近いスピードセンサーに一番付着するわけです。 付着が酷くなると回転数検知のエラーが生じてトランスプログラムが出たりします
ウーン・・・・・
上部のサブチャネルをバラしていくとプレート上にスラッジが大量に堆積しています
ソレノイドやガイド流路も全て洗浄します
ここからは、ひたすらチャネルの分解と洗浄を繰り返します・・・
ばらすたびに、酷い汚れと遭遇します
根気のいる作業は続きます・・・・・・