V8やV12気筒の車両にはレベライザ付きのサスペンションが実装されています。 このサスペンションは油圧駆動のため古くなるとトップシールやロアシール又は高圧ホース部分からのオイル漏れが酷くなります
メーカーからはシールやOリングでの補修部品は供給されていませんのでオイル漏れが酷くなった車両のオーナーは高額の費用を払ってアッセンブリで交換するしかありません
オイル漏れがロアシール部分からだけならば適切なサイズのOリングを交換する事で補修する事もできます、但し大抵の車両はトップシールからも漏れていますからロア部分だけ補修しても気休めにしかならないかも知れません(笑)
取り外したリアレベライザのショックをバイスで固定します

適当な工具でロアチャンバーを開けます

調整ダンパーを取り出します

ダンパーユニットの根元にOリングがありますので交換します

オリジナルと交換品のサイズ比較です、古いのは痩せているので少し太めを選択します

参考サイズです

トップシールにもOリングが2つあるのでそちらも交換すれば完璧ですが、その2つは特殊なサイズで国内では入手不可能です。 友人が幾つか同サイズを入手して補修を試しましたがトップシール側はストラットのシャフトに段付きができてしまう車両が殆どのようで、交換しても漏れは直らないケースが殆どのようです。
無難なのは状態の良い中古品を探してきてロアパートだけ補修する方法のようです。