古いZF製ATのバルブボディ(Valvebody)整備,洗浄,点検,調整,修理,OHオーバーホールご相談賜ります(3HP12,3HP22,4HP16,4HP20,A4S270R,4HP22,4HP24,A4S310R,5HP18,A5S310Z,5HP19,A5S325Z,5HP24,A5S360R,5L40E,A5S440Z,5HP30,A5S560Z,6HP26)BMW,ジャガー(Jaguar),アウディ(Audi),ランドローバー(LandRover),ポルシェ(Porsche),シトロエン(Citroen),プジョー(Peugeot),マセラティ(Maserati),メルセデス(Mercedes),ベントレー(Bentley),フォルクスワーゲン(VW),アストンマーチン(AstonMartin),AL-4,A140,A240,A241,A243,A540,A541,A650.722.6
2014/02/18
E34-540ツーリングのバルブボディ洗浄Pt2 ( E34-540 Touring Valvebody Cleanup 5HP30 )
さてメインチャネルの状態ですが、若干のスラッジ堆積が見られますが酷くはありません。 この年式でこの状態はむしろ優秀です。
こちらもそうですね
洗浄が終わってリバース障害対策も終わったメインチャネルです、いつも洗浄後のメインチャネルは美しいですねー
いつも作業時はそうですが、一つ一つのチャネルパートの洗浄が終わる度に作業トレイを綺麗にして次の作業に備えます。 バルブボディの分解整備時には細かな部品の脱落・紛失・混同に細心の注意が必要です、一つの作業の区切りが終わる度にそうした不備が無いか確認しながら行います。
組み上げの終わったバルブボディ
本体への実装も完了しました
あとはATFの補充ですが、この5HP30の補充はいつも苦労します。 オイルパンの真ん中に補充口がありますが、周囲にATFの整流ボックスがあり補充の妨げになります。 前方向にはバルブボディのハーネスが有りますから前後共ホースが入る隙間が有りません。
ATFは稼動状態で上限一杯まで補充しますがどこまで入っているか非常に分かりにくく、溢れてきても方向を変えると入るのでいつも右へ左へと試行錯誤します
純正のオイルパンガスケットはペーパータイプですがATF漏れがよく発生するので接着面にシール剤やボルトに緩み止め剤を使うショップが多いようです。 私のところでは海外からゴム製で厚みのあるタイプを取り寄せて使っています、ただこれも装着後暫くするとパッキンが痩せてくる可能性がありますから後々ボルトの増し締めをしたほうが良いでしょう。