BMWにはボンネットと同様にトランクにも開閉をアシストするダンパーが装備されています。 国産車でも殆ど当たり前のように付いてますけどね
このダンパーは使用頻度が多かったり経年劣化で機能低下を起こして十分なアシストが効かなくなりますので定期的に交換が必要になります
私は週末の整備作業時にいつもトランクを開けっ放しにしているせいかダンパーがよく駄目になります。 今回交換用のダンパーを Mr.Shogun がロシア経由で安く入手してくれたので早々に交換してみました。
E34の場合はトランクがバンパーエンドから開くためトランクに重量があり交換作業時には支えるのが大変ですが、E32はナンバープレートの上から開くタイプなので重量は6割程度だと思います。
重量が軽い分トランクダンパーは大抵片側だけの交換で足ります、両方を新品に交換するとトランクを閉めるときに力が必要になるので私はいつも片側しか交換しません。 今回も片側を交換してトランクを閉めようとしたのですが・・・
何故か、トランクがあと10cm程のところで引っ掛かって閉まりません(悲)
Mr.Shogun は押せば大丈夫と言いましたが、私は明らかにこれは引っ掛かりがありトランクを傷めると思ったので新しいダンパーを古いものと見比べてみました
すると、明らかにサイズが違います。 販売業者のサイトには確かにE32用となっていますが・・・
全長で僅5mm程の違いですが、これが意外と重要です
商品を不適合品として返品しようかとも思いましたが、送料の方が高くつくような金額でしたからとりあえず加工できるか見てみました
コネクタエンド部分はネジ込みになっているようなので目一杯捻じ込んでみましたが駄目です、仕方が無いのでコネクタ部分を外してオス側とメス側の両方をグラインダで適切なサイズになるまで削ってみました。
加工したものはこれでほぼ同じサイズになりました
加工後のダンパーを取り付けてテストしてみると、ちゃんと閉まるようになりました(笑) 純正品を使えばこんなトラブルは有りませんが、安いのには理由がありそれを気にしないのもいつもの事です。