What is problem on your Transmission?
多くの旧車オーナーが頭を痛める問題の一つにTransmissionのトラブルがあります。
10年、20年と経過した車両はATもそれなりに劣化が進行しており状況に応じた整備が必要です、AT特にバルブボディに問題が生じると以下のような症状がよく発生します。
(症状その1)1速から2速への切り替え時に大きなショックを感じる
(症状その2)速度を上げても2速から3速になかなか切り替わらない
(症状その3)走行中に「TransProgram」が表示されて3速固定モードになる
(症状その4)バックギアに入れても反応が無い
これらの症状の多くは油圧制御をしているバルブボディやソレノイドがオイル汚れやゴミによりスタックしてしまった事が原因です。 症状が確認できたときは出来るだけ早期にフィルタのチェックを行い、状況に応じてソレノイドの洗浄やバルブボディ本体の分解整備をお勧めします。
E32にはZF製の4HP22または4HP24というタイプのATが搭載されています、両者はバルブボディやクラッチ容量に差がありますが多くの部品は共通となっており整備資料も非常に近い内容となっています。 個別の部分はATSG等の資料と見比べながら作業すれば良いでしょう。
今回はATの状態を確認する方法としてまずフィルタの交換手順から見てみましょう
車両を馬架けして十分な作業空間を確保して下さい、理想はピットやリフトでの作業をお勧めしますが自宅のガレージでも十分作業は可能です
フィルタの交換時にはかなりの量のオイルが落ちてきますので、車両下にはダンボールや多量の新聞紙で十分に養生して下さい
バルブボディまで外すとオイルは7-8L落ちてきます、廃棄用のボックスなどを用意しておいてください
オイルパンのドレンボルトを緩めてオイルを抜きます
ワッシャーはアルミ製で潰れるようになっていますが2,3回は使えます
オイルを抜き終わったらオイルパンを留めている10mmのボルト6本と、オイルゲージを外してオイルパンを降ろします。 この時点までで約4-5Lのオイルが抜けてきます。
オイルの流出が止まったら下に大きめのオイル受けなどを置いて下さい
フィルタはトルクスのボルト3本で留まっています、これを緩めるとまたオイルが0.5Lくらい落ちてくるので注意して下さい
取り外したフィルタがこんな状態で汚れが酷い場合には運行中にトラブルの予兆を感じている筈です。
If you can find much dirty like this thing, maybe you will soon getting very serious problem. In this case you might be better to clean up pressure regulator solenoid. See the next step operation.
To be Continued.... (for Pressure regulator solenoid clean up)