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2014/03/26

ALPINA E36 B3 のバルブボディオーバーホール Pt2 ( E36 B3 5HP18 Valvebody Overhaul Pt2 )


5HP18 のバルブボディには世代によりこんな内部フィルタがついているものがあります





バルブボディ内部でこのフィルタに引っ掛かるほどのダストがあるとすれば破砕したチェックボールやスプリングでしょうか? あまり装備していても意味は無いと思うのですが。





1速2速管理用のワンウェイバルブは装備されていないタイプのようです





チェックボールが消失したのならばバルブやスプリングの残骸がある筈ですが綺麗なままなので無しと判断しました





全ての作業は完了です





車両を引き取りに来て頂いたときにオーナーさんに試乗してもらい問題が解決している事を確認してもらいました。  後日、高速道路で存分にアクセルを踏んでテストされたようで改善結果に大変満足しわざわざご連絡まで頂きました




結果にご満足頂くと作業者冥利につきます





2014/03/20

ALPINA E36 B3 のバルブボディオーバーホール Pt1 ( E36 B3 5HP18 Valvebody Overhaul Pt1 )





ご相談の車両はこの年式で走行距離が僅か50,000km程の極上車です





オーナーさんからの情報ではATに深刻な不良がある訳では有りませんが3速から2速にシフトダウンするときに少しフトショックが大きく感じる事と最近トルクフィールが少し悪いので改善できるなら改善して欲しいとのオーダーです。 予防的なオーバーホールが主ですが出来る限り要望にもお応えできるように調整もしてみます。


早々にATFを抜いてオイルパンを開けてみます、ATFは定期的に交換されているそうです





オイルパン内部の状態です、殆どスラッジやダストもありませんね。 ATFを最近交換されているのでお掃除済みと言う事でしょう





磁石には僅かに鉄粉が付着しています





5HP18はハーネスを付けたままバルブボディを降ろしますのでコネクタカプラを本体から外します





ブレーキバンドやギア噛み不良による破損兆候も見られません





オイルパンはATF交換時に洗浄できますが、バルブボディ上部に隠れた部分はそのままなので劣化して剥離したクラッチフェーシングの一部が残っています





取り出したバルブボディ本体です





フェーシングの剥離ダストやスラッジはバルブボディ上部の裏側に堆積します、ここにも少し残骸が見られますね









次はバルブボディのオーバーホール作業です





2014/03/08

ALPINA E36 B3 3.2 の施工依頼です ( E36 B3 5HP18 Valvebody Cleanup )


今回ご相談においで頂いたのはALPINA-B3のオーナー様です、搭載されているATは5HP18ですがALPINA独自のスイッチトロニック仕様の車両です。






確か、友人の車両にもこのスイッチトロニックが搭載されていた記憶があります






車両はお預かりしての施工です。




2014/03/03

予備部品の返却 ( Spare Valvebody Pre Cleanup )


以前に施工依頼のあった車両と同型のバルブボディを名古屋の友人が所有していましたので、スプリングやロッド等の内部パーツ破損に備えてお借りしていました。  施工した車両のバルブボディは洗浄だけで直りましたのでこのバルブボディから移植した部品はありません。




この予備バルブボディの動作には問題ありませんが、お借りしていたので分解オーバーホールをしました。  分解洗浄するとオイルが無くなってしまいます、車両に直ぐに搭載するなら問題は有りませんが長期保管をするのには不向きです。  普段はやりませんが今回は組み上げするときに各部品にATFを充填しておきましたので長期保管も大丈夫です



配送には強度の高いビニールパックを使用しました、気持ち程度ですが(笑)







2013/10/08

ALPINA E36 B6 の ATバルブボディ修理 (ZF 5HP19 Valve Body Repair Final)

こちらは洗浄の終わったメインチャネル、綺麗になりました







サブチャネルも全て洗浄は終わっています







ガスケットに大きな破損は見られないので今回はそのまま再利用し、メインチャネルのオリフィス点検をしてチェックボールはステンレス球に交換しました。 これでリバース障害や1-2速のフィーリングも改善する筈です







バルブボディの組み上げが終わったら、規定量のATFを準備して専用補充器で充填して終わりです。







今回は組み付け時にスピードセンサのシム位置を誤り、テスト走行で3速固定になってしまいましたが直ぐに再組み上げをして解決しました。 最終的には懸念されていたシフトフィールや異常なシフトアップも無事に直ったようです。




2013/10/07

ALPINA E36 B6 の ATバルブボディ修理 (ZF 5HP18 Valve Body Repair Pt3)

さて、ではバルブボディが外れたATの本体側を簡易点検してみましょう



5HP18 によく見られる障害にはブレーキバンドの破断とリバースリングギア部の破損ですが、この車両にはどちらの兆候も見られないようです。 リングギアが破損すると結構大きな金属破片がオイルパンに散らばります、そうなるとAT本体を降ろして該当部品の交換作業が必要になります







降ろしたバルブボディです、まだ非常に高温で薄手のゴム手袋ではとても触れない状態です。







付属のスピードセンサーを見ると鉄粉が山盛りです、オイルパンにも磁石は有りますが結局クラッチプレートに近いスピードセンサーに一番付着するわけです。 付着が酷くなると回転数検知のエラーが生じてトランスプログラムが出たりします







ウーン・・・・・







上部のサブチャネルをバラしていくとプレート上にスラッジが大量に堆積しています







ソレノイドやガイド流路も全て洗浄します







ここからは、ひたすらチャネルの分解と洗浄を繰り返します・・・





ばらすたびに、酷い汚れと遭遇します





根気のいる作業は続きます・・・・・・





ALPINA E36 B6 の ATバルブボディ修理 (ZF 5HP19 Valve Body Repair Pt2)

ZF製の 5HP19 にはオイルパンの給油口タイプによって2種類のものが存在します



これは給油口がオフセットされたタイプです、別のものは真ん中に給油口が位置しています






給油口の開閉には太い6角レンチが必要で、しかも100Nm 以上のトルクで締める必要があるので工具でブレイカーバーは必須です






給油口が奥まった位置にあるのはATF補充時にオイルパン内のオイル量を維持するためです、でもこの設計はあまり得策とは言えません、どうせならAT本体横にでも給油口を開けてくれれば良かったといつも思います。






バルブボディを降ろすには付属のハーネスカプラも本体から取り外す必要があります、しかしシフトリンケージがコネクタ部の真下にあるためアクセスできません。 ATが冷えている状態ならば素手でカプラを掴めば外せなくは有りませんが、ATもエグゾーストも高熱な状態なので厚手のゴム手袋をした状態では緩みそうにありません。







シフトリンケージはステーごと外してしまいます







これで空間ができました







無事にバルブボディの取り出しは完了です











続く・・・・・・






2013/10/03

ALPINA E36 B6 の ATバルブボディ修理 (ZF 5HP19 Valve Body Repair)





先日、このブログのAT修理記事を見た ALPINA B6 に乗るオーナーさんからAT不調に関するご相談を頂きました。



最近2-3速のシフト切り替え時にタイムラグやエンジン回転数の異常な上昇とリバース接続のタイムラグが気になるとの事でATF交換を整備工場で行ったそうです。



依頼をした工場はATに詳しく無いとの事でATF交換とフィルタ交換しかできなかったようですが、ATF交換後も症状に改善が見られず対応できるところが無いか探していたところ、このブログにたどり着いたそうです。



何度かメールで症状確認とAT整備のリスクと解決の可能性についてやり取りをし、作業依頼についてご納得を頂けたので Mr.Shogun のガレージに入庫頂いてバルブボディのオーバーホールを行いました。



ATFは2週間前に交換したばかりとの説明でしたが、抜いてみると画像のようにとても交換直後とは言えない酷い色と臭いでした。 恐らく先の交換時はもっと酷かったと推察されます、今回でもオイルパン内部には相当量のスラッジが確認できます。





この年式のB6には2タイプのAT(5HP18,5HP19) がありますので注意が必要です、確認すると ZF-5HP18 でした。









作業の詳細はまた、後日です・・・・・





2013/03/05

E36 M3 パワステオイル漏れ修理 Pt2 (E36 M3 Steering Oil Leak)

さて、オイル漏れホース修理ですがコネクタの付いたホースを一式交換するのが一般的な対策ですが、何せチームメンバーはケチですからホース部分だけ修理します。(笑)こちらは取り出したもの一式です


ホースのオイル漏れは殆どがこの継ぎ目部分から発生します、純正やOEMのどの部品をみてもこの継ぎ目処理はダメダメです。 国産車のものは高圧用も低圧用もこのあたりの部品精度は良いのですがね。

低圧側のリターンホースなのに漏れるのは劣化したホースがエンジンの挙動に合わせて横方向に捻れて回転するのが原因です、実際このホースはクルクル回ってしまいます


交換するのはホースだけなのでサイズの合いそうなものをチョイス


継ぎ手部分は除去します


こんなふうに突っ込んであるだけです


強引に切り離します


2本のうちもう1本も外します


こちらは手持ち在庫があるので、それを使うとのこと


ホースだけを交換したほうはオイルクーラーにこんな感じで装備します


オイル類のホースバンドは燃料ラインと同じく全体で締めるタイプを使って下さい、メッシュタイプなどはホースを傷める要因になります


作業が終わったら、エアフィルタボックス類を元に戻して完了です



本当はホースが回らないような処置をすれば後々の漏れを防止できるのですが、とりあえず暫くは大丈夫でしょう。 海外のオーナーなどはステンメッシュタイプのホースを使ってホースの捻れ防止をしたりしているようです。

他に検討するとすればホースクランプをギアボックスに固定するような方法を考えれば、ホースの回転方向の動きを止められると思います。