2012/09/17

バルブボディの取り外し手順 How to take out the Valve body


さて、ATのフィルタ交換程度なら比較的簡単に作業ができますが、バルブボディを降ろすとなると躊躇する人が多いと思います。 

AT不調原因の多くがこのバルブボディにあるケースが多く適切な洗浄とフルードの交換を繰り返せば致命的なトラブルを回避できる確率が格段に上がります。

特にAT不調の初期症状に良く見られるシフトショックの増加やシフトがなかなか切り替わらないといったケースは必要な油圧やオイル量がバルブボディに供給されていないために発生します。

車両モデルによって搭載されているATの型式が異なりますが、ここでは735や750に搭載されているZF製の4HP22と4HP24について解説します。



では、作業手順を見てみましょう


フィルタを交換するときにも結構な量のオイルが落ちてきますが、バルブボディを降ろすときには更にオイルが落ちてくるので大きめのオイル受けを必ず下に置いて作業して下さい
長さも結構あったほうが作業は楽です

バルブボディの取り外しにはAT本体を降ろす必要はありません、オイルを抜いてオイルパンを開けたらまずフィルタを取り外して下さい

フィルタを取り外したらバルブボディを固定しているボルトを緩めていきますが、最終的にバルブボディを降ろすときに結構な重量があるのでパンタジャッキ等で仮押さえをしておきましょう
ボルトの他にコネクタケーブルが繋がっていますのでAT本体からカプラを外して下さい
 AT本体側にある30mmのナットを緩めてバルブボディのハーネスをフリーにします
ナットはこの位置にあるのでエクステンションを使って緩めます
 緩めるボルト位置はこの3箇所(短いボルトが2本、長いボルトは1本)
 この2箇所(長いボルトが2本)
 チャネルの間にあるこの2箇所(短いボルトが2本)
 この3箇所(長いボルトが3本)
一番後ろがこの3箇所です(短いボルトが3本)


Warning!

When you releasing all bolts be carefully drop down oil and also valve body unit completely fall down on your head, so might be better keep one or two bolt still holding the unit.  If you use the panto graph jack maybe better slowly down.




Congratulations !

Now you can see whole of valve body 


さて、ここまでくれば次はソレノイドの洗浄作業です

To be continued.....