この世代の車両でも消耗部品については比較的容易に入手ができます。 足回り部品やその他の補修部品も海外からまとめて手配してストックしておけば維持コストも安くできます。
しかし、問題なのはちょっとした補修部品が出ない部分が壊れたときです。 ユニットによってはアッセンブリ交換となるので中古部品やストック部品を探す事になりますが、それすらも無いケースが多々あります。
私の車両には電動式のリアサンシェードを移植してありますが、移植するときにオーバーホールをして破損の進行したギア部品等を交換しています。 しかし、最近また調子が悪くなりとうとう先日ブラインドが上がったまま動かなくなってしまいました。
下がった状態で故障したのならまだ良いのですが、こういう故障っていつも壊れて欲しくない状態で壊れるものです(笑)。 ブラインドが上がった状態は日中は特に気になりませんが雨の日の夜間は車庫入れ時に後方が全く見えず大変です。
内部のギアユニットは交換済みなのに同様の故障をするのはリンクギアの支持点に遊びが出来て緩くなってしまっているからです。 海外ではこの部分をより精度の高い台座に埋め込み直す処置をして修理しているオーナーさんが大勢いますので、今回はその代替ブッシュを入手しました。
これは元の支持点を削りそこに新しく埋め込んで使用します。
これらは海外のオーナーさんが独自に成型加工して販売してくれている部品です、日本ではガレージにこうした部品製作をする設備を保有するオーナーさんは稀な部類ですが海外では多く見られます。 旧車を維持するオーナーであればやはりそうした設備や技術も先々必要になってくるという事ですね。
実際の修理作業については、また後日詳細をあげてみます