2012/08/21

合宿3日目(Repair Camp Day 3)

初日は移動の都合上半日しか作業出来なかったので足回りを中心に整備、2日目は朝から丸一日作業をしてステムシールの交換が半分終わった状況です。  合宿の3日目は残りのステムシール半分を交換して組み上げ確認をします、当初の予定はエンジン関係の作業は丸二日で完了して合宿を終えるつもりでした・・・・

昨日までの作業で手順や要領が分かり慣れてきたので3日目は比較的スムーズに進みます、ただ連日の暑さはいくら日陰とはいえ老体の二人にはかなり堪えます。  本来はこの3日目からもう一人二人作業のお手伝いに友人達に参加して貰うつもりだったのですが、皆さん都合がつかなくなってしまい継続して二人だけで残りの作業をする事になりました。

暑さと作業効率を考えてこの日は早朝の6時過ぎから作業開始です、朝飯前の言葉通り朝食までには残り3気筒を残すのみとなり機関の主な整備は午後には終われる期待が高まります。

片バンクは既に終了、更に追加3気筒も終了で残り3気筒

この季節の整備は特に体力が奪われますので食事はきっちりと3食とります、と言っても全てShogunの奥様のご好意で手料理を振舞って頂きました。 普段友人達と整備するときには近所のコンビニに食事は買出しに行きます

午後の作業を進めているときに発生した組上げミスです、スプリングリテーナーがちゃんと組みつけられていません、もちろんこの状態ではエンジンに致命的なダメージを与えてしまいますので再度組みなおしました。 デジカメで見る限りは容易に分かりますが老眼にはこんなものも見えにくいので整備上のネックですね

 上から見ていると角度がついているのでズレているのが分かりにくかったようです




この日のエンジン関係の作業は15時頃までに終わり組上げを含めて18時前には終わりましたが、この整備のタイミングに合わせて幾つか追加の作業も予定していたのでそれらをどうするか思案し、現在破損の可能性が高い中古の補助ウォーターポンプのライン変更とユニットの交換だけを行う事にしました。

補助ウォーターポンプはメインパイプの強度設計に問題がありM70で使用していると4-5年周期で破損して粉々になります。 私はこのポンプを既に3回破損した経験がありその度に不条理を感じています、ポンプにはメインパイプとサイドパイプがあるのですが素材がプラスチックで出来ていてしかもパイプの肉厚がメインパイプの方が薄く作られています。 そのため熱害の酷い車両だと劣化により破損を招くようです、国産の社外品で同様のポンプが安く売られていますがパイプ径が細く適合しないので使用できません。 技術的問題がクリアになるなら誰かハウジング部分だけをワンオフ製作してくれないかなぁ~(笑)