EDCⅢのショックはストラットに直接オイルやガスが封入されているタイプです、これが前回取り出した圧入されたトップシールですが画像では上下が逆さまです

実は後に判ったのですが、どうやらトップシールは圧入と言う程しっかりと入っておらずインナーシールとオーリングを押さえているだけのようです
こちらはインナーシールです

このインナーシールはゴムブッシュが挟んであり結構な厚みがあります、画像が無いので判りにくいのですがストラット内部は2層の円柱構造になっていてこのシールは内側の円柱内部のオイル圧を受け止める為非常にしっかりした構造なわけです。
この説明は画像が無いと理解しにくいので次回の右側ストラットの補修をしたときの画像で説明します
今回の主な目的は劣化して機能しなくなったショックオイルの交換なので、まず古いオイルを抜けるだけ抜きます。 ひっくり返してストラットを引いたり押したりすると殆どのオイルが出てきました

オイルはどうやら高圧潤滑剤として使われているPentosin7.1と同じようです、オイルはまるで水のようで粘性は全く無くなっています

計量器で出てきた量を正確に計ります

ストラットのオイルは長年の使用で多少オイルが消失していると思われますが400cc出てきましたので補充は450cc程度してみました。
今回補充したオイルはバイクのシフトフォーク用オイルを代替として使っています、フォークオイルも他のオイルと同じく数多くの粘性や仕様がありますので最適と思われるものを選択する必要があります。
オイルの話しはこれも次回と言う事で・・・・
この時は時間が無くて左側のストラットしか交換できませんでしたが、交換後はそれはもうえらい違いです(笑)
今迄のは何なんだ・・・、 やっぱりショックは新しいのがいい