2014/08/04

予兆を感知する事の大切さ

皆さん、こんにちは、TKです


ある日突然にATが不調になりディーラーや整備工場など各所に相談してみると、帰ってくる回答の殆どは希望を失う内容であり更に多大な経済的負担という現実に多くのオーナーさんがその車両を維持し続けるべきか諦めるべきかという選択に迫られてしまいます


どんな車種であれ、その車にはオーナーさんの愛着と強い思いが込められていますから「はい、そうですか」と簡単には納得できないと思います。


ATに問題を起こす車両の多くは高年式或いは走行距離の伸びたものであり、オーナーさんも2代目や3代目の方が殆どでしょう。 新車で購入されて数年しか経過していなければディーラーによる保障サービスもあるでしょうし、不具合としてのクレームも道理として通る可能性もありますが、中古車の場合はやはりオーナーさん自身が適切に管理する事が一番重要です。


古い輸入車に乗っていると非常に多くのトラブルに遭遇します、それはほんの些細な物から冷や汗が吹き出るような物まで多種多様です。  多くの場合、車はそうした不具合のシグナルを何らかの形で発しているのですが残念ながらオーナーさんの多くが見逃していたり誤った判断をしてしまい事態を悪化させてしまう事をお見受けします。


毎週或いは毎月のようにトラブルが発生する車両に対して都度対応していられないですし、確かに問題の多くは放置していても深刻なダメージを受けない事の方が多いのですがATに関しては経験上から申し上げるならばたった一度の不具合でも見逃さないようにして欲しいと言う事です。


「リバースに入らなくなったけどエンジンを掛けなおしたら元に戻った」とか「トランスプログラムが出て3速固定になったけどエンジン掛けなおしたら直った」とか「妙にシフトアップタイミングが高くなってきた」とか色々普段と違った兆候があっても問題が解決すると直ったと誤解するオーナーさんが殆どのようです。 それらはATからの極めて重要な異常シグナルなので早期に点検相談される事をお勧めします。  判断の分かれ目で修理コストが10倍なんて事になりますからね(笑)