2013/02/25

ALPINA E36 B3 5HP18 バルブボディオーバーホールFinal (Valve body repair)

チャネルの中でもメインチャネルは一番大きく流路も複雑なので洗浄も大変です、細かな部分にエアーを噴いて確認しながら洗浄しますが油断をしているとATFや洗浄液が飛んできます。  今回も作業中に目に入って大変な思いをしてしまいました。

バルブボディはアルミ合金製なのでエンジン部品などの強力な洗浄剤に浸しておくとあっという間に腐食したりするのであまりお勧めはできません、ひたすら目視確認をしながら適切な洗浄が必要です。

さて、残りのサブチャネルのメンテ続行です。 実は5HP18の整備書にはあるチャネル内にあるワンウェイチェックボールをプラスチックから金属製のものに交換しなさいと指示がされています、恐らくチェックボールが粉砕してトラブルが多発したのでしょう。

該当の部分を見てみると


これが該当のワンウェイチェックボールです


資料にはサイズ等の指定が無かったので現物で確認します


およそ4.5mmアバウトですね・・・ とりあえず適合するものが手持ちに無かったので今回はそのままにして起きます。 もしトラブルが発生すればまたその時に対応と言う事で


さて、一通り全てのチャネル洗浄が終わったら各チャネルを実装していきますが、これが意外と大変でです。 ただ組めばいいという訳では無いのですね、単純にそのままボルトを元の位置に戻して組んでいっても組み付けできません、このあたりはエンジンと同じでボルトの締め付け順序やらマージン調整やらをきっちりやらないと何度も組みなおす事になります。 そのあたりはやはりバルブボディ分解整備の経験値を積んで把握してもらうしか無いでしょうね(笑)


最終的に洗浄を終えた各チャネルはこんな感じに綺麗になっています





5HP18はこれで大体のところは理解したかな・・・・