友人の車両についているワイパープレッシャユニットから異音がするとの事でメンテナンス指令がでました。 アウトバーン等での超高速走行を前提としている欧州車両には運転席側のワイパーが走行時の風で浮き上がってしまわないようにモーターで加圧圧着させる機能があります。
これも経年劣化により作動時にモーター音が大きくなったり内部のプラスチックギアが欠けて空回りし続けてバッテリーが上がってしまうなどのトラブルを引き起こす事もあります
ユニットは3本のネジで止まっているだけでヒューズボックス脇から取り出しできます、これが取り出したユニット
ガイドプレートを開けるとシャフトにマイクロスイッチを作動させるローターがあります
回転量に応じてスイッチが働き停止するシンプルな仕組みです
モーターユニットと切り離します
マイクロスイッチに繋がるケーブルがハウジングに沿ってありますので注意しながら外します
ケーブルを押し込むとギアハウジングが外れます
こちらはモーター側の画像、ウォームギアで稼動しています
プラスチックギアを取り出しました
ギアを取り出すなりShogunが何やら騒ぎ出しています、どうやら過去にみたユニットギアと構造が異なるようです。 私も以前見たのは平たいタイプのプラスチックギアでこのタイプは初めて見ます。
どうやら2種類あるのでしょうね、ギア自体に破損箇所は無いようなので異音の原因は単にグリス切れによるものでしょう。 新たにグリスを封入して作動テストをすると比較的スムーズな作動音に戻りました、ユニットを車両に戻して作動テストをするには走行する必要があるのですが、今回新たに友人からDISを入手できたのでDISのシミュレーションテストを実行するとちゃんと作動確認ができました。
DISって意外と便利かも・・・(笑)